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新世紀モーニング娘。

1 :紺野監督:01/11/30 15:52 ID:3O3txCrW
時に、西暦2015年。
ジャンルとして、もはや進化に行き詰まったアイドル業界を
救済すべく発動した「アイドル補完計画」。
しかし、その計画を阻止せんと、
謎の巨大兵器群「アーティス徒」が襲来して来る。
人々は、アーティス徒の圧倒的な力に対抗すべく、
汎用人型決戦兵器「モーニング娘。」を開発。
現在まで、既に三体を実用化していた。
モーニング娘。を操縦できるのは、真のアイドル魂を持つ者だけである。
人々は、うら若き乙女達に、世界の命運を託さざるをえなかった。

「アーティス徒」とは何か?「アイドル補完計画」とは何か?
そして「真のアイドル」とは如何なるものなのか?

業界の存亡を背負う少女達の戦いが、今、始まる。

2 :殺屋 ◆Wc.KILL. :01/11/30 15:59 ID:Xy/ddKQS
ふはははははははは

3 :20世紀名無し:01/11/30 16:06 ID:Ig5iicFf
つんくがすでに逝ってますです。

4 :アンチ監督:01/11/30 16:12 ID:AmDH0S+h
あのね!あのね!これどこが面白いかっていうとね!
アーティス徒の徒が使徒の徒とかかってるとこなんだけど
わかった?

5 :庵野秀明:01/11/30 16:30 ID:ZI9kFiDq
アニ板へ逝きなさい

6 :紺野監督:01/11/30 18:17 ID:qUhhk4qE
第壱話 「アーティス徒、襲来」

海底に広がる旧東京市街地。
かつては威容を誇った高層ビル群も、今や自然の一部と化していた。
静寂が支配する、無人の街並み。
だが、その中を悠然と潜航する一つの影があった。
全長は50m程もあるだろうか。
それは、凡そ人の知らないカタチをした、一匹の巨大な生物であった。

沿岸の道路には、自衛隊の戦車部隊がひしめいていた。
彼らの目的は唯一つ、その巨大生物を迎撃することであった。
全車両が砲口を海に向けたまま、微動だにしなかった。
それは、ある意味、調和のとれた光景であった。
夏の日の穏やかな昼下がり。
どこまでも澄んだ青空と、鮮やかにハモる蝉の声。
だが、そんな時間にも必ず終りが用意されている。
100m先の海面に、突然、巨大な水柱が立った時、
砲身に留まっていた小鳥が、真っ先に悲鳴を上げた。
新たな時代の幕開けであった。

7 :紺野監督:01/11/30 19:08 ID:DdZH9iCU
「本日12時30分、東海地方を中心とした関東中部全域に、
特別非常事態宣言が発令されました。住民の方々は速やかに
指定のシェルターへ避難して下さい。繰り返しお伝えします・・・」

街角のスピーカーからは、そんなアナウンスがしきりに鳴り響いていた。
しかし、それを聞く者は一人もいなかった。
住民の避難は既に完了していた。
今や辺りには、野良猫の一匹、カラスの一羽も見当たらなかった。

閑散とした街中では、信号の赤が妙に目立った。
また、所構わず車が乗り捨ててある光景にも、妙な風情があった。
大衆車も高級車も、皆、ドアが開いたままで停まっている。
見栄よりも命を大事にする点は、金持ちも貧乏人も変わらないのだろう。
風に吹かれた空きカンが、道の中央を転がっていた。
その音が、無人の街に、高く響いていた。

8 :紺野監督:01/11/30 20:40 ID:am0gXDN+
その静まり返った街中を、しかし、全く平然と駆け抜ける一台の車があった。
鮮やかなブルーのアルピーヌ・ルノーA310。
旧世紀の、言わば骨董品である。
この御時世で、わざわざ古い車に乗りたがるのだから、
オーナーは余程の車好きか、あるいは余程の変わり者と言えよう。
ただ、その当のオーナーは、今現在、複雑な気分でハンドルを握っていた。
「よりによってこんな時に見失うだなんて、まいったわねえ」

彼女は助手席のファイルを手に取ると、一番上に貼り付けてある写真を見た。
そこには、何か不安気な表情をした、一人の少女が写っていた。
今日は、その少女と待ち合わせの約束していたのである。
『本当なら、今頃はちゃんと落ち合っていなければならないのに・・・』
謎の巨大生物の襲来が、彼女の予定を狂わしたのは確かであった。
しかし、それを言い訳にするのは、彼女のプライドが許さなかった。
『早いとこ接触しないと、やばいわね』

カーナビは、もはや何の役にも立たなかった。
ラジオは先程から避難勧告を繰り返すばかりであった。
状況はハイペースで進行しつつある。
今や一刻の猶予も許されないと言えよう。
ルノーの女は、思いきりアクセルを踏み込んだ。

9 :紺野監督:01/11/30 21:45 ID:XKG5DJuq
その頃、写真の少女は途方に暮れていた。
呼び出されてこの街にやってきたものの、街中には人影が全く無かった。
元来気の弱いこの少女は、もうそれだけで泣きたい気分になっていたが、
なんとか堪えて、指定の場所でじっと待っていたのである。
しかし、約束の時間を過ぎても相手は現れなかった。
「・・・・・・」
少女は待ち合わせの相手に連絡を取ろうと、公衆電話にカードを入れた。
しかし、
「特別非常事態宣言発令の為、現在全ての通常回線は不通となっております」
受話器から聞こえてくるのは、無機質な録音テープの声だけであった。
「ふぅ、駄目か・・・」
少女は溜め息をつくと、出てきたカードを財布に納めた。
「やっぱり来るんじゃなかった・・・」
少女は軽く鼻をすすって、数回瞬きをた。
そして、胸のポケットから一枚の写真を取り出した。
そこにはあのルノーの女が、わざとらしい笑顔と妙なポーズで写っていた。
「・・・・・・」
少女はその写真に少しムカツキを覚えた・・・。
が、すぐに頭を切り替え、これから自分が取るべき行動について考えてみた。
「・・・待ち合わせは無理か。仕方がない、シェルターへ行こう」
少女は荷物を持つ手ん力を入れた。

今現在この街で、何かおかしな状況が進行しつつあることは、
少女もなんとなく理解していた。
『まずは身の安全を確保しないと・・・』
それが頭と心の一致した見解であった。
また、見知らぬ土地では何事も公共の機関に頼るのがベストだと思われた。
少女は顔を上げて、シェルターのある方角へ歩き出そうとした。

と、その時である・・・。

10 :紺野監督:01/11/30 22:08 ID:C3yc9tqu


道の向こうに、金髪の少女が立っていた。

11 :紺野監督:01/12/01 02:29 ID:Gvv/1gyL
電線から一斉に無数の白鳩が飛び去っていった。


ふと視線を戻すと、そこにはもう金髪の少女の姿はなかった。



「・・・・・・」


少女は今自分が見たものを、なんとかロジックで片付けようとした。


彼女は確かに気が弱いが、しかし考えることが苦手なわけではない。


どちらかと言えば、いつも何かを考えている方である。


ただ今回に限っては、その思考も、途中で停止せざるをえなかった。


それは、彼女が自分の見た物を理解できなかったから、ではなかった。


間髪入れずに、次の衝撃が彼女を襲ったから、であった。





突然、鼓膜を突き破るような轟音が鳴り響いた。


空気が震え、大地が揺れる。


今度は文字通り、本物の衝撃であった。


少女は耳を塞ぎ、その場に蹲った。


『何、今度は何なの?』


三半規管の回復を待ちつつ、少女は辺りの気配を伺った。


『何かが、来る?・・・何かヤなのが・・・』


先程から地鳴りのようなものが続いている。


しかもその震源は、こちらに近付いているようであった。


少女は固唾を飲んで待っていた。


震源はどんどん近付いてくる。


そして、向こう山の辺りで震源の移動が止まった時、少女はふと顔を上げた。





彼女が見たものは、山ではなかった。


山より大きな、異様な「生物」であった。

12 :紺野監督:01/12/01 03:53 ID:C0Hwr705
同時刻。
地下の作戦司令室では、あらゆるスタッフが忙しく動き回っていた。
「正体不明の移動物体は、依然本所に対し進攻中!」
「目標を映像で確認、主モニターに回します」
司令室の前方壁面が、いわゆる主モニターである。
そのモニターに、先程の巨大生物が映しだされた時、
司令室にどよめきが湧いた。
しかし、この施設の最上層にいる二人の人物・・・

一人は薄いサングラスをかけた男で、机に肘をついている。
もう一人は女で、男の斜め後ろに直立している。

・・・この二人だけは、全く平然としていた。
主モニターには、傍若無人に暴れる巨大生物の姿が映し出されていた。
それを見て、女がつまらなそうに言った。
「十五年ぶりですね」
男は微かに鼻で笑うと、吐き捨てるように応えた。
「ああ、間違いない・・・アーティス徒だ」

13 :紺野監督:01/12/01 11:35 ID:VgTw88qw
アーティス徒に対する自衛隊のなりふり構わぬ攻撃が始まった。
あまたのミサイルがアーティス徒に向けて発射される。
「目標に全弾命中!!」
アーティス徒の周囲に滞空するVTOL機が状況を報告する。
爆煙が晴れると、しかしアーティス徒はダメージを負った様子が全く無く、
逆に、手に内蔵した光のパイルでそのVTOL機を串刺しにした。
貫かれたVTOL機は、まるで木の葉のように舞いながら、
少女の眼前に落下した。
「うあ!」
衝撃と驚きで、少女は思わず尻餅をついてしまった。
VTOL機は、まだかなり原型を留めていた。
しかし、突然ジャンプしたアーティス徒が、
止めとばかりにこのVTOL機を踏みつけた。
「!!」
爆発するVTOL機。
逃げるタイミングを失った少女は、死を覚悟した。
と、そこへ一台の青い車が猛スピードで突進してきた。
青い車は少女とVTOL機の間で急停止すると、
間一髪、爆風から少女を守った。

「・・・・・?」
少女は恐る恐る目を開けた。
いつの間にか、目の前に青い車が停まっていた。
『この車が私を守ってくれたの?』
車のドアが開いた、
乗っていたのはサングラスをかけた女だった。
その女は場に似つかわしくない笑顔を浮かべながら、少女に言った。
「ごめーん、お待たせ♪」

14 :紺野監督:01/12/01 14:50 ID:m7GKgoYf
自衛隊のアーティス徒に対する攻撃は激しさを増していた。
だが、今だその活動を封じることはできないでいた。

これら地上の状況は、地下の作戦司令室で完全にモニターされていた。
「目標は依然健在、現在も第二ちゃんねる市に向かい進攻中」
「航空隊の戦力では足止めできません!」
絶望的な報告ばかりが司令室内に響いていた。
現在、この司令室では三人の自衛隊高官が作戦指揮をとっていた。
彼らは、あまりに理不尽な状況に、苛立ちを隠せないでいた。
「総力戦だ、厚木と入間も全部あげろ!」
「出し惜しみは無しだ、なんとしても目標を潰せ!」
握っていた鉛筆をへしお折る程、彼らの怒りは高まっていた。
地上ではミサイルによる攻撃が始まっていた。
しかし、それすらもアーティス徒は全く受け付けなかった。
圧巻だったのは、自分の身の丈程もあるミサイルを、
片手で受け止めたことである。
その映像を身て、高官の一人がさすがにキレた。
「何故だ!直撃のはずだ!」
別の高官も呻かざるをえなかった。
「戦車大隊は壊滅、誘導兵器も砲爆撃も効果無しか・・・」
「駄目だ!この程度の火力では埒が開かん!」
キレた高官は机を強く叩いた。
その震動で、灰皿から吸殻がこぼれた。

これらの様子を、少し離れた場所から冷やかに見守る者達がいた。
サングラスの男と、その傍らに立つ女である。
この二人にしてみれば、目の前の騒ぎは単なる茶番に過ぎなかった。
「やはりATフィールドですか?」
やれやれという風に女は言った。
「ああ、アーティス徒に対して通常兵器では役に立たんよ」
男はモニターを見つめたま応えた。
彼らにとって自衛隊などは、もはや嘲りの対象ですらなかった。

15 :紺野監督:01/12/01 17:08 ID:KrJg1IJz
自衛隊の防御ラインを突破したアーティス徒は、
現在、人気の無い山間部を移動していた。
第二ちゃんねる市は間近である。
自衛隊にはもう後が無かった。

地下の作戦司令室に一本のコールがかかった。
高官の一人が受話器を取り、対応した。
「わかりました。予定通り発動致します」
そう言った後、高官の表情が少し強張った。

N2と呼ばれる爆弾がある。
核兵器ではないのだが、威力はそれに匹敵した。
先程のコールはN2地雷の使用を許可するものであった。
高官が緊張するのも無理はなかった。

アーティス徒があるエリアに進入すると、
それまで周囲を飛んでいたVTOL機が一斉に、その場から離脱していった。
そして数秒後。
辺りは強烈な光に包まれた。

「やった!」
モニターを見ていた高官の一人が快哉を上げた。
別の高官は後ろを振り返り、例の男女に厭味を言った。
「残念ながら君達の出番はなかったようだな」
だが二人は、それには取り合わず、モニターの方を向いていた。
爆心地には煉獄の炎が渦巻いていた。
やがて、衝撃波のために映像が一旦途切れた。

16 :紺野監督:01/12/02 00:34 ID:bb0C/auL
ルノーの女と写真の少女は、合流すると一路第二ちゃんねる市を目指した。

しかしそれは、企図せずして、アーティス徒に同行する形となった。

N2地雷が爆発した時、二人はアーティス徒を目視できる距離にいた。

そのため、爆発の衝撃波をモロに受けてしまった。

吹き飛ばされたルノーは転がり続け、荒れた大地に側倒して止まった。



周囲の気流が治まると、二人は車から這い出た。

女「大丈夫だった?」

少女「・・・ええ、口の中がシャリシャリしますけど・・・」

女「フフ、そいつは結構。・・・じゃあ、いくわよ?」

そうして二人は車体を倒しにかかった。

女二人でも無理な作業ではないが、やはり力は要った。

何度かのトライの後、各部をきしませながら、

やっとルノーはあるべき姿勢に戻った。



女は二、三回手をはたくと、少女の方を向いた。

女「どうもありがとう。助かったわ」

少女は少し照れくさそうに応えた。

少女「いえ、私の方こそ・・・安部さん」

女「ナツミ、でいいわよ」

ナツミと名乗った女はサングラスを外した。

ナツミ「あらためてヨロシクね、石川リカちゃん♪」

リカ「あ、はい」

リカは含羞みながら応えた。

17 :紺野監督:01/12/02 01:57 ID:TdHNAYAQ
地下の作戦司令室の空気は、依然張り詰めたままであった。

自衛隊高官(甲)「その後の目標は?」
オペレーターA「電波障害のため確認できません」
自衛隊高官(乙)「あの爆発だ、ケリはついている」
高官乙は胸を張って言った。しかし、
オペレーターB「センサー、回復します」
オペレーターA「爆心地にエネルギー反応!!」
自衛隊高官(丙)「なんだとお!!」
高官丙は思わず立ち上がった。
オペレーターB「映像、回復します」
主モニターには全く五体満足なアーティス徒の姿が映し出された。
高官(甲乙丙)「おお!!」
彼らは一斉にモニターの方へ身を乗り出した。
が、すぐに脱力して、椅子に腰を落した。
高官(乙)「我々の切札が・・・」
高官(甲)「なんてことだ・・・」
高官(丙)「化け物め・・・!!」

アーティス徒は鰓のようなものを大きく開閉させながら、
外界との温度調節を行なっていた。
また、破損した顔の下からは、新たな顔が「生え」つつあった。

まさに桁外れの生命力であった。

18 :紺野監督:01/12/02 03:43 ID:mtA1mjAz
第二ちゃんねる市に辿り着いたルノーは高台の道を走っていた。

車内ではナツミが何処かへと電話をかけいていた。
「・・・ええ、心配御無用。彼女は最優先で保護してるわよ。だからカート
レインを用意しておいて、直通のヤツ。・・・そう。迎えに行くのは私が
言い出したことだもの、ちゃんと責任持つわよ。じゃ」
ナツミはそう言うと、電話を切った。
そして、物思いに耽けった。
『しっかし、もうサイテー。せっかくレストアしたばっかだったのに、もう
ベッコベコ。ローンがあと三十三回プラス修理費かあ・・・。おまけに一
張羅の服まで台無し・・・。せっかく気合い入れてきたのに、とほほ〜』
「あの・・・ナツミさん?・・・あの、ナツミさん?」
「え?何?」
リカの呼び掛けでナツミはやっと現実に戻った。
「いいんですか、こんなことして・・・」
そう言ってリカは後部座席を振り返った。
そこには他車から拝借したものと思われるバッテリーが大量に積まれてあっ
た。
「ああ、いいのいいの。今は非常時だし、車動かなきゃしょうがないっしょ
?それに私、こう見えてもS級アイドルだし。万事OKよ」
リカはしかし、そのナツミの台詞に対し思わず反論してしまった。
「説得力に欠ける言い訳ですね」
すると、今まで笑っていたナツミの顔が急に冷めたものとなった。
「つまんないの。可愛い顔して意外と落ち着いてるのね?」
ナツミとしては皮肉を言ったつもりであった。
しかしリカは目を輝かせながら、ナツミに応えた。
「本当ですか!?」
どうやらリカは「可愛い」という言葉だけを鵜飲みにしたらしい。
彼女は急に背筋を伸ばすと、ニコニコしながら前を向いた。
それを見て、ナツミは独り納得せざるを得なかった。
『ああ、「女の子」なのね・・・』

車は地下トンネルへと入っていった。

19 :紺野監督:01/12/02 05:00 ID:LEF26kv+
その頃、ヘリからの映像が地下の作戦司令室に届いていた。
モニターの中のアーティス徒は、直立不動のまま動く気配がなかった。
「予想通り自己修復中ですか」
女がふと呟いた。
男はさも当然という風に応えた。
「そうでなければ単独兵器として役に立たんよ」
その直後、アーティス徒の目が輝き、映像が切れた。
自衛隊の高官達がまた驚きの声を上げた。
どうやら一種の電波障害が発生したらしい。
女は感心したように言った。
「ふうん、大したものね。機能増幅まで可能とは」
だが男の方は相変わらず無感動に応えた。
「おまけに知恵もついたようだ」
ようやく映像が回復し、再びアーティス徒の姿が現れた。
「再度進攻は時間の問題ですね」
女は正しく状況を分析した。

20 :紺野監督:01/12/02 05:45 ID:adDfZo3B
「ゲートが閉まります。御注意下さい。発車致します・・・」
ホームにアナウンスが響く。
ルノーを乗せたカートレインは地下への潜行を開始した。

「特務機関ハロプロ?」
リカは耳慣れない言葉に反応した。
「そう、国連直属の非公開組織」
「・・・義父のいるところですね?」
リカは少し顔を曇らせた。
「まあね。お義父さんの仕事、何だか知ってる?」
ナツミは特に何も気にせず聞いてみた。
しかし、リカは少し間を置いてからそれに応えた。
「・・・アイドルを守る大切な仕事だと、先生から聞いています」

21 :紺野監督:01/12/02 07:34 ID:JwLBt22L
作戦司令室では、例の男が高官三名の前に立たされていた。
高官(甲)がおもむろに口を開いた。
「今から本作戦の指揮権は君に移った。お手並みを見せてもらおう」
「了解です」
男は畏まった様子もなく命令を受諾した。
「つんく君、我々の所有兵器では目標に対し有効な手段が無いことは認めよ
う。・・・だが君なら勝てるのかね?」
高官(乙)が、負け惜しみとも、挑発とも取れる台詞を吐いた。
つんくと呼ばれた男はサングラスのブリッジを中指で押し上げた。
そして、陰のある笑みを浮かべながらそれに応えた。
「そのためのハロプロです」
「・・・期待しているよ」
力の無い捨て台詞を残して、高官三名はフロアごと下へと降りていった。

高官達の姿が完全に見えなくなると、例の女が口を開いた。
「自衛隊もお手上げですか。どうするつもりなんです?」
「初号機を起動させる」
つんくは断定的に言った。
「初号機をですか?パイロットがいませんが?」
「問題無い。もう一人の予備が届く」
女の怪訝な表情に、つんくは背を向けた。

22 :紺野監督:01/12/02 09:12 ID:hiTu+HIw
「これから義父のところへ行くんですか?」

リカは呻くように聞いた。

「そうね、そうなるわね」

コンパクトを畳みながらナツミは軽く応えた。

リカの表情がいよいよ暗いものとなった。

『義父さん・・・』

嫌な思い出が彼女の脳裏を過った。

「あっ、そうだ。お義父さんからIDもらってない?」

突然ナツミが声をかけてきた。

「え?あ、はい」

リカは慌ててバッグの中からIDを取り出した。

ナツミはそれを確認すると、一冊のファイルをリカに渡した。

「じゃあ、これ読んどいてね」

ファイルには「〈極秘〉ようこそ Hellopro 江」と書かれてあった。

『ハロプロ・・・義父さんの仕事・・・』

リカは言いようのない不安を覚えた。

「何かするんですか、私が?」

ナツミは、しかし微笑んだまま何も応えてはくれなかった。

「そうですよね、用も無いのに義父が私に手紙をくれるはずないですよね」

リカは少し俯いた。

「そっかあ、お義父さんのことが苦手なのね」

ナツミは同情を込めてそう言ってくれた。

しかし、リカは黙ったままでいた。



やがてカートレインは明るい場所に出た。

そこは、地下にしては異様に広い空間であった。

天井には幾つものビルが張り付き、地表には豊かな緑と湖、

そして、ピラミッドのような建造物があった。

その壮観な光景に、リカも思わず声をあげた。

「わあ、すごぉい!本当にジオフロントだぁ!」

彼女の様子を見て、ナツミは少し誇らし気に言った。

「そう、これが私達の秘密基地ハロプロ本部。業界再建の要、アイドルヲタ

の砦となる処よ」

23 :紺野監督:01/12/02 09:18 ID:hiTu+HIw

NEON GENESIS MORNING GIRS.

EPISODE:1 ARTIST ATTACK

24 :名無し募集中。。。:01/12/02 13:41 ID:c2x/1837
|     
|| | |ヽ
|・д・*) あの、『娘』はたしか『daughter』だったと思うんですけど・・・
| ⊂
| / 
|∪    


|
|  スッ
|)彡
|     
|      

25 :ねぇ、名乗って:01/12/02 15:26 ID:R3A24ifK
>>1
誰も読まんから消えろ

26 :ねぇ、名乗って:01/12/02 16:42 ID:G6X7/Kh1
>>1
第壱話をアップし終わってから
みんなの批評に耳を傾けるヨロシ。

27 :紺野監督:01/12/02 17:56 ID:HQUkKheQ
基地内の一角ではナツミの独り言が反響していた。
「おっかしいなあ、確かこの道のはずよねえ」
自動ドアが開き、新たな道が現れた・・・と思ったら、
それは先ほど通った道だった。
「これだから使い辛いのよね、ここ」
ナツミは見てもわからない地図をもう一度広げた。
「しかしカオリは何処に行っちゃったのかしら・・・。ごめんね、慣れてな
くて」
「さっき通りましたよ、ここ」
リカは無邪気に指摘した。
「・・・でも大丈夫、システムは利用する為にあるものね」
ナツミは精いっぱい虚勢を張った。

赤い水をたたえたプールで、一人の女がスクーバダイビングをやっていた。
そこに館内アナウンスが流れて来る。
「技術局一課、M計画担当の飯田カオリ博士、飯田カオリ博士、至急、作戦
部一課、安倍ナツミ一尉まで御連絡下さい・・・」
女はプールサイドに上がると、装備を外した。
そして長い黒髪を下ろすと、艶のある声で呟いた。
「呆れた・・・また迷ったのね」

28 :紺野監督:01/12/02 19:25 ID:BCDxEzDa
第8層の第28番フロアにおいてエレベーターのドアが開いた時、
安倍ナツミと飯田カオリはやっと接触することができた。
「あ、あら、カオリ・・・」
ナツミは気まずさから少し後ずさりした。
それに対し、カオリはナツミの目を見つめながらすっと間合いを詰めた。
「何やってたの、安倍一尉?人手もなければ時間もないのよ?」
「あはは・・・ゴメン」
ナツミは素直に謝った。
カオリは一つため息をすると、リカの方をちらりと見た。
「例の女の子ね?」
「そう、ゼティマの報告書によるサード娘」
「・・・よろしくね?」
パンフレットを読んでいたリカは突然声をかけられて少し焦った。
「え?・・・あ、はい」」
「これまた親とは正反対なのよ、気が弱いところとかね」
ナツミが苦笑しつつフォローしてくれた。
が、そう言われてリカはいよいよ表情に困ってしまった。
カオリはそんなリカを興味深く見つめていた。

「では後を頼む」
そう言い残すとつんくは非常用昇降機で下のフロアへと降りていった。
例の女はそれを見送りつつ、感慨深気に呟いた。
「三年ぶりの対面、か・・・」
そこへ、オペレーターからの報告が入った。
「副司令、目標が再び移動を始めました」
女は仕事の顔に戻ると、歯切れ良く命令を下した。
「総員、第一種戦闘配置!!」

29 :紺野監督:01/12/02 22:01 ID:6tnPawfn
「繰り返す、総員第一種戦闘配置、対地迎撃戦用意」

「・・・だって」
「これは一大事ね」
その頃ナツミ達は作業用のエレベーターに乗り替えて移動していた。
カオリのナビのおかげで一行は迷うことなく目的の場所へと近付いていた。

その途中、ナツミは最大の懸案事項についてカオリを問い質した。
「で、初号機はどうなの?」
「B型装備のまま現在冷却中」
「それ本当に動くの?まだ一度も動いたことないんでしょ?」
「起動確率は0.000000001%。O-NINEシステムとはよく言ったものね」
「それって動かないってこと?」
「あら失礼ね、0ではないのよ」
「数字の上ではね。ま、どのみち『動きませんでした』ではもう済まされないわ」

その後間もなくして、エレベーターは最上層に達した。

30 :紺野監督:01/12/03 00:47 ID:zpvREB0l
ナツミ達はエレベーターを降りると、一つの巨大な格納庫の中へ入った。
中は真っ暗で、入ってきたドアが閉まると本当に何も見えなくなった。
リカは少し狼狽えた。
が、明りはすぐについた。
彼女が驚いたのは、むしろその直後である。
「か、顔?」
彼女の眼前には巨大ロボットの頭部(水兵の帽子を被っている)があった。
リカはパンフレットのページを慌ててめくった。
しかし、
「索しても載ってないわよ」
カオリが冷たく言った。
「人の造り出した究極の汎用人型決戦兵器、人造人間モーニング娘。その初
号機。建造は極秘裏に行なわれた。我々アイドルとそれを支えるヲタの最後
の切札よ」
その声音には何か確たるものが宿っていた。
リカは小声で誰にともなく聞いてみた。
「これも義父さんの仕事なんですか?」
「そうだ」
すぐに返ってきたのは、思いがけない人の声であった。
リカは反射的に顔を上げた。
遥か頭上にガラスで仕切られた小さな部屋がある。
そこに義父つんくの姿があった。
「久しぶりだな」
つんくはリカを見下して言った。
リカは怯えるようにつんくを見上げていた。
が、やがて顔をそむけた。
つんくはそんなリカを鼻で笑うと、あっさりと命令を下した。
「出撃」

31 :紺野監督:01/12/03 01:19 ID:zpvREB0l
「出撃!?」
ナツミは抗議の声をあげた。
といっても、それは直接つんくに向けられたものではない。
基本的にそのような行為は認められていない。
ナツミはカオリに詰め寄った。
「零号機は凍結中でしょ?・・・まさか初号機を使うつもりなの!?」
「他に道は無いわ」
「ちょっと、マキはまだ動かせないでしょ?パイロットがいないわよ!」
「・・・さっき届いたわ」
「マジなの?」
ナツミは絶句した。
「石川リカさん、あなたが乗るのよ」
カオリはつんくと同様に厳然と言った。
リカは俯いて唇を噛んだ。
ナツミは尚も食い下がった。
「でも後藤マキでさえモー娘とシンクロするのに半年もかかったんでしょ?
今来たばかりのこの子にはとても無理よ!!」
「座っていれば良いわ。それ以上は望みません」
「・・・しかし」
「今はアーティス徒の撃退が最優先です。そのためには誰であれ僅かでもモ
ー娘とシンクロ可能と思われる人間を乗せるしか方法が無いの。わかってい
るはずよ安倍一尉」
「・・・・・・そうね」
そうまで言われては、ナツミも折れざるをえなかった。

32 :紺野監督:01/12/03 17:56 ID:SU9GhuWN
ここに至ってリカは初めて積極的に義父に話しかけた。

「どうして私を呼んだんですか?」

「お前が考えている通りだ」

「じゃあこれに乗ってさっきのと戦えって言うんですか?」

「そうだ」

「・・・嫌だよ、そんなの・・・義父さんは私が要らないんじゃなかったか

んですか?」

「必要だから呼んだまでだ」

つんくのあまりに素っ気無い物言いに、リカは顔を伏せた。

「・・・どうして私なんですか」

「他の人間には無理だからな」

「・・・見たことも聞いたこともないのに・・・できるわけありません!」

「説明を受けろ」

「そんな・・・できっこないよ・・・こんなの乗れないよ!!」

「乗るなら早くしろ。でなければ帰れ!!」

それは完全な最後通告であった。

リカは言葉を失った。

33 :紺野監督:01/12/04 23:47 ID:HntHy74m
その頃、第二ちゃんねる市の地上部分はアーティス徒の攻撃を受けていた。
アーティス徒が所有する光学兵器の威力は凄まじく、その衝撃は地下のハロ
プロ本部にまで伝わってきた。
「ちっ、奴め、ここに気付きよったな」
つんくが忌ま忌ましげに呟いた。
「石川、もう時間が無いの」
カオリが冷たい目でリカを督促した。
何も言い返せないリカは助けを求めるようにナツミを見た。
が、ナツミもまた厳しい表情で言った。
「乗りなぁ」
リカはとうとう泣きだしてしまった。
「できません、私にはできません」
ナツミがリカの顔を覗き込むようにして諭した。
「リカちゃん、何のためにここまで来たのさ。駄目だべ、逃げちゃ。お義父
さんから、何より自分から」
だが、この台詞は逆効果となった。
「できません!!私にはできません!!」
リカは絶対的な拒絶反応を示した。
これにはナツミとカオリも黙らざるをえなかった。

その様子を見て、つんくは隣のモニターに呼びかけた。
「中澤」
モニターには司令室でつんくの傍らに立っていた女、中澤がすぐに現れた。
「なんです?」
つんくは言った。
「マキを起こしたってや」
「・・・使えますか?」
怪訝そうに中澤が聞き返した。
「死んどるわけやないやろ」
「・・・わかりました」
モニターの奥に中澤が消えた。
次につんくは別室で待機している少女に声をかけた。
「マキ」
「・・・はい」
「予備が使えんようなってもうた。もう一度や」
「・・・はい」
いかにも眠そうな声が返ってきた。

つんく達の会話はケージ内の面々にも聞こえていた。
方針の変化を察したカオリがスタッフに指示を出した。
「初号機のシステムをマキに書き直して再起動!」
ケージ内は急に活況を呈し始めた。
やがてナツミとカオリがその場から去っていった。
リカは独り取り残されてしまった。
『やっぱり私は要らない人間なんだ』
そう思うと涙が止まらなかった。

34 :ねぇ、名乗って:01/12/05 05:31 ID:7fkGga+k
ちょっと娘。のキャラと合わないような気もする

35 :ねぇ、名乗って:01/12/05 07:17 ID:xl9E9v4a

んー、いし(=シンジ)ごま(=レイ)よし(=アスカ)なのか…
辻加護+新メンの誰かで見たかった気もするが
エヴァ板の方で使われてるしなぁ。難しい。

ただ、中澤を冬月にしたのはちともったいないような気もするが…
 

36 :名無し募集中。。。:01/12/05 11:12 ID:N/y/LEok
決して嫌いではないが、どこにオリジナリティを出すかがポイント。
ネタとして笑いに走らないんなら、キャスティングが分かった時点で
飽きちゃいそう。なっち使徒っていう名作もあるしね。
でも文章はうまい。がんばって。

37 :1:01/12/05 14:00 ID:oISWnhPD
間もなくして一台のベッドがケイジ内に運ばれてきた。
ベッドの上ではピンクのパジャマを着た金髪の少女が静かに眠っていた。
ベッドを運んできた一行はリカから少し離れた場所で停止した。
その直後、一人の男が恐る恐る少女を起こしにかかった。
「あの、すいません後藤さん、そろそろお時間なんですけど・・・」
その声に、少女はゆっくりと目を覚ました。
だが、男の方をぼんやり見ると、再び眠りについてしまった。
「すいません後藤さん、もうお時間の方が・・・」
男がもう一度呼びかけた。
少女は一旦目を開けたものの、今度はそっぽを向いて眠ってしまった。
「後藤さん、本当にすいません、お時間・・・」
少女は毛布の中にもぐり込んでしまった。
「後藤さん・・・」
しばらくの間、男の苦闘が続いた。

だがその頃、地上ではアーティス徒の攻撃が激しさを増していた。
そして遂にアーティス徒の放った一条の光が、全ての隔壁装甲を貫通しハロプ
ロ本部に直撃した。
ケイジ内を激震が襲った。
誰もがその場にへたりこんでしまった。
あまりの揺れに、天井の巨大な吊り下げ照明が、幾つか落下した。
そしてその内の一つがリカに向かって降ってきた。
「!!」
リカは頭上の危険を察知した。
だが、腰が抜けて逃げ出すことができなかった。
もはや手を翳すのが精いっぱいであった。
「あぶねえ!!」
その様子を見てナツミが叫んだ。
と、その時である。
モー娘の腕が上がり、リカを覆った。
落ちてきた照明はモー娘の腕に当たって砕け、四方に散乱した。
予想もしなかった光景に、皆唖然とした。
ただ一人、つんくだけがほくそ笑んでいた。
やがてケイジ内のスタッフ達が騒ぎだした。
「モー娘が動いた!」
「どういうことだ?」
「右腕の拘束具を引きちぎっています!」
カオリが信じられないというふうに呟いた。
「ありえないわ、エントリーディスクもセットしていないのに、動くはずな
いわ」
一方、ナツミは別の感想を抱いていた。
「インターフェイスも無しに反応した・・・というより守ったのね、リカちゃ
んを・・・」
ナツミもリカの有効性を確信した。
「こりゃあ、いけるべ」

38 :1:01/12/05 22:21 ID:ScSWOMSK
リカはしばらくの間、呆然と目の前のロボットを見ていた。
しかし、向こうにマキが倒れているのを見つけると、なんとか立ち上がって
その場に駆けつけた。
リカはマキを抱き起こした。
マキは死んだようにぐったりしていた。
実際この時のマキは、完全に無傷のまま、ただ眠っているだけであった。
しかし気が動転していたリカは、マキが何か重傷を負ったのだ勘違いした。
リカは慄然とした。
と、同時に強い罪悪感を覚えた。
マキが負傷した(?)ことは、自分にも責任があるように思えたからである。
リカは精神的に追い詰められた。

だが、この状況下でリカは一つの言葉を思い出した。
いつもネガティブな自分が、心の底から憧れる栄光の性質・・・。
まるで呪文を唱えるかのようにリカはその言葉を繰り返した。
『ポジティブポジティブポジティブポジティブポジテイブポジティブ‥‥』

やがてリカはすっくと立ち上がった。
そして、凛々しい声で周囲に宣言した。
「やります。私が乗ります!」

39 :1:01/12/06 02:37 ID:GmbOLX+Y
リカさえ決断してしまえば、後の作業は全て順調に進んだ。
「冷却終了」
「右腕の再固定、完了」
「ケイジ内、全てドッキング位置」
「停止信号プラグ、排出終了」
「了解。エントリーディスク、セット」
「ディスク固定、終了」
「第一次接続、開始」
・・・・・・

リカはエントリーディスクの中にいた。
そこがモー娘のコクピットであった。
コクピット内に座席は無く、代わりにフレーム式のモーショントレーサーが
設置されていた。
リカは何がなんだかよくわからなかったが、とにかくそれらを身に付けて畏
まっていた。
だが、
「エントリーディスク、注水開始」
そんな声が聞こえたかと思うと、いきなり頭上から大量の水が流れ込んでき
た。
それまで気合い充分であったリカも、これには焦った。
「な、なんですか、これ!!」
「LCLよ。大丈夫、すぐに慣れるから」
カオリが強引に言った。
リカは極力息を我慢していたが、水位が目線を越えると、思いきってLCL
を吸い込んだ。
肺に水が入る感覚はあまり気持ちの良いものではなかった。
「うぁあ・・・」
「我慢するべ」
ナツミが苦笑しながら言った。

「第二次コンタクトに入ります」
「A10神経接続、異常無し」
「思考形態は日本語を基礎原則としてフィックス」
「初期コンタクト、全て問題無し」
あらゆる情報が司令室に集められた。
そして、
「双方向回線開きます。シンクロ率41.3パーセント。ハーモニクス、全て
正常値。暴走ありません」
オペレーターの高橋が最終報告を行なった。
「いけるわ」
カオリがナツミに合図を送った。
ナツミは静かにうなずいた。

40 :1:01/12/06 11:55 ID:GJQOBTK8
遂に最後の指示が出された。
「発進準備!」
ケイジにその声が響くと、今度はケイジそのものが起動し始めた。
「第一ロックボルト外せ」
「解除確認」
「アンビリカルブリッジ、移動開始」
「第二ロックボルト外せ」
「第一拘束具、除去。同じく第二拘束具を除去」
「1番から15番までの安全装置を解除」
「内部電源、充電完了」
「内部電源用コンセント、異常無し」
「了解。モー娘初号機、射出口へ」

輸送台に載せられて、初号機は射出口直下へと運ばれた。
伝わってくる震動の中で、リカは改めて気合いを入れ直した。

「進路、オールグリーン」
「発進準備完了」
カオリがナツミの方を見た。
「了解」
ナツミはそう応えると、背後のつんくを振り返り、確認した。
「構いませんね?」
つんくは椅子の脇息にもたれたまま、軽く応えた。
「もちろんやがな。奴を倒さんことにはわいらの未来も無いねん」
それは極一般的な論法であった。
隣の中澤がもう一度聞き返した。
「ほんま、これでええんですね?」
だがつんくはそれには応えず、ただニヤけるばかりであった。

「発進!!」
ナツミが高らかに命令した。
直後、強烈なGが初号機内のリカを襲った。
「んぐ・・・!!」
初号機は圧倒的なスピードで射出通路を上昇していった。
地上ではアーティス徒がビルの間を徘徊していた。
アーティス徒がある十字賂にさしかかった時、一ブロック先の十字賂付近が
突然赤く明滅した。
そして、アスファルトが開き、中から初号機が勢い良く現れた。
遂にモー娘とアーティス徒は対峙した。

その様子は司令室の主モニターにも映し出されていた。
誰もが息を潜めて見守る中、ナツミだけがリカの身を案じた。
『リカちゃん、死んじゃ駄目だべ』



第壱話 完

41 :1:01/12/06 13:18 ID:uPUzXfU0
すいません、1です。

文体、書式、スペル、方言、その他諸々含め、
全てがメチャクチャで本当にすいませんでした。
書いている途中でプランの甘さに気付き、
筆者自身も困惑していた、というのが正直なところです。
本当に身の程知らずでした。
紹介を受けて「なっち使徒」の存在を知ったのですが、
先にあちらを読んでいたなら、このスレを立てることはなかったでしょう。
まったくもって軽率でした。

一応このスレは終了させていただきます。
ここまで読んで下さった方々には感謝の言葉しかありません。
本当にありがとうございました。

42 :ネクロス:01/12/08 17:21 ID:SsQttxLC
あれ?終わっちゃうんですか?
ここまで完璧なパロディは初めてだったからもっと読みたかったけど・・・
でもこのままでやるとしたら、ものすごい量になるわな。

43 :ねぇ、名乗って:01/12/11 01:01 ID:WenbDhni
本当、よかったよ。またネタ考えて書いてね。

44 :名無し募集中。。。:01/12/11 19:43 ID:wcKFpZwt
エヴァンゲリオンってあまり知らないので、もうちょっと読みたいな。
戦うくらいまで、書いてくれませんか?1さんの文体とか好きですよ。

45 :名無し募集中。。。 :01/12/11 23:43 ID:U/2y3rDP
祝1周年こっちもよろしくただいま第二十一話

なっち使徒( ● ´ ー ` ● )
http://teri.2ch.net/test/read.cgi/eva/978371061/

46 :名無し募集中。。。:01/12/12 16:00 ID:aZoewBPc
>>『ポジティブポジティブポジティブポジティブポジテイブポジティブ‥‥』
激藁!

47 :ねぇ、名乗って :01/12/13 15:41 ID:p0qTrGMZ
ポジティブ=逃げちゃ駄目だ?

48 :名無し募集中。。。:01/12/15 01:09 ID:iWhoVgHH
このスレ使って(・∀・)イイ?

49 :名無し募集中。。。:01/12/15 01:11 ID:iWhoVgHH


   モ ー ニ ン グ 刑 事 。 5

50 :ねぇ、名乗って:01/12/15 01:15 ID:iWhoVgHH
2001年夏、テレビ東京が大々的にしかけたオーディション番組に合格し、
モーニング娘。の一員となった新垣里沙は、その日のうちに都内某所に
あるUFAの事務所に呼ばれた。
指定された部屋のドアの前に立つと、緊張感が体を包み込む。
思わず武者震いした新垣は、緊張をほぐすため息を大きく吐いた。
(なんなんだろう…一体?)
そう考えながらドアノブを回した。

51 :ねぇ、名乗って:01/12/15 01:20 ID:iWhoVgHH
恐る恐る、辺りの安全を確かめるかのように周りを見回すと、その視線の先には
いつもと違う黒いサングラスをした「つんく♂」の姿が飛び込んできた。。
「おう新垣来たか、入れ」
煙草をくゆらせながら、つんくは新垣を招き入れた。
自分の知っている、テレビで見るプロデューサー・つんくとは違う雰囲気に
いぶかしがりながらも、新垣は部屋の中へ足をすすめた。

「まずはオーディション、おつかれさん。いや、おめでとうと言うべきやな」
「あ、ありがとうございます」
相手の出方をうかがうかのように、儀礼的なやりとりをかわす。
若干12歳の新垣には、つんくの真意が全くつかめない。
「新垣に早速来てもらったのは、まぁ他でもないねん」
そう言って、つんくがデスクの上に出したものはゴロンと音をたてた。

52 :ねぇ、名乗って:01/12/15 01:22 ID:iWhoVgHH
デスクの上に置かれたもの。
「これは……」
興味深げに観察する新垣。

「ヨー…ヨー……ですか?」
「せや。ヨーヨーや。せやけどただのヨーヨーやない。日本が極秘裏に開発
した全く新しい超合金性のヨーヨーや。水洗いもOKのすぐれものや」

新垣には全くわからない。私はオーディションに勝ち抜いてモーニング娘。
になったはずだ。
それとヨーヨーになんの関係があるのだろうか?
コンサートのネタだろうか?
ハロー!モーニングかMUSIX!で使うのだろうか?
頭の中が「?」で埋まった。
おもむろにつんくが口を開いた。

「そこでや。…新垣里沙、おまえを5代目モーニング刑事に任命する」

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